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理美容経営用語辞典【う】 運営管理の教科書

運営管理の教科書
【うんえいかんりのきょうかしょ Textbook of operational management 운영 관리의 교과서 】

理美容学校の運営管理という授業で使用されている教科書、これが勉強になるんですよ。

運営管理の教科書にはヘアサロン経営に必要なマーケティング

ネジメントなどの説明があり、その充実ぶりから思わず先月号で

「もしもサロンオーナー編集者が理美容学校教科書の『運営管理』を読んだら」

と題した特集を組んでみました。


そこでは、運営管理の教科書に書かれている内容に対して

自分が取材先で聞いた実例を紹介する繰り返しで結局、25の事例を取り上げましたが

原稿を打っている私自身が一番楽しんでいたかもしれません。



理美容学校の教科書というと、どうしてもお堅いイメージが強く残りますが

読み込んでいくと製作サイドの意図が窺い知れます。

とくに、この運営管理の教科書に関しては、時流に沿った内容が多く書かれており

まさにヘアサロン経営のお手本であるといえます。


ですから、理美容学生のみならず

新規独立を控えた理美容師を対象にした講習会などでも活用したいのですが

現在のところは、あくまでも対象読者は学生のみとのことです。
# by ribiyo | 2011-08-23 12:10 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【う】嬉しくなる言葉

嬉しくなる言葉【うれしくなることば Word that becomes glad 기뻐지는 말 】


誰もがついつい嬉しくなる言葉というのがあります。

ロレアルプロフェッショナルの戸谷益三部長曰く

頭文字を合わせて「神様ナイスだ」と教えてくれました。

その内容については、どのような言葉でも良いのですが

代表的なモノとしては次のようになります。


【か】感激しました

【み】見事です

【さ】さすがですね

【ま】マネしていいですか?

【な】なるほど!

【い】いいですね

【す】素晴らしい

【だ】だから(○○さまは凄いんですね)


接客用語の基本として意識しておくだけでも違ってきませんか。

また、指名客が多いスタイリストは、技術力やデザイン力とは別に

言葉による表現も影響しています。


そう「神様ナイスだ」を使っているケースが多いのも事実なのです。
# by ribiyo | 2011-06-24 14:10 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【う】 ウサギとカメ   理容 美容室

ウサギとカメ【うさぎとかめ Rabbit and turtle 토끼와 거북이 】

足の速いウサギと、遅いカメが競争。

途中で油断したうさぎが居眠りしてしまい、最終的にカメに抜かれてしまうお話です。


なぜ、カメが勝ったのでしょうか? 

もちろん、コツコツと前に進む姿には努力を惜しまない姿勢が感じ取れます。

とはいえ、インターネットの世界では色んな解釈があるのも事実。

代表的なモノとしては、ゴールをずーっと見据え、そこに向ってひたすら進んだのがカメ。

夢や目標が明確に定まっている人たちが、実現するために手段を選んで行動するのと一緒。

だから、日々、夢や目標に確実に近付く。そんな感じです。


一方、ウサギはカメだけではなく、周囲の反応ばかりを気にしています。

そのなかで、どう立ち回れば良いのか。

つねに意識しているのはそこにあるので、誰もいなくなった途端、休む。

ウサギは「忙しい」と連呼するだけで、

自分のキャパが狭いという根本的な問題解決に取組まないため、

いつまで経っても結果がともなわない。

日々の小さな積み重ねも、数年・数十年続けば、その差は歴然となる。

だから、カメが勝つという考えです。


または、短距離競争では勝つ確率が限りなく低いと考えたカメが、勝率が高くなる場所を探した。

マーケティングを徹底して勝てる状況が限りなく高いと判断して、ウサギを呼び込んだ。

もしくは、競争の前夜にウサギさんを含めた飲み会を企画・実行して

度数の高いカクテルなんかもドンドン飲ませて、二日酔いにさせたかもしれません。

つまり、勝負は行なう前から、ほぼ決まっていたことになります。

となれば、スタートラインに立ったカメが、一瞬「ニヤリ」としていたかもしれませんね。


飲食業界からは、カメが寝ているウサギを起こし

一緒にゴールをする「共に勝つ」という発想も聞こえてきます。


どちらにしても、ウサギとカメの話には、色んな考え方が存在しているということです。

そのような様々な視点からウサギとカメを見てみますと、また新発見がありませんか?


皆さんは、コツコツと努力を継続するカメさんですか?

それとも、寝ているウサギさんを起こして一緒に走るカメさん?

自分の優位性を把握して、そのための行動手段を考えるカメさん?


まさか……同業他社の様子ばかりキョロキョロと伺って

妙な安心感を抱いているウサギさんではないですよね?

なんねて「笑」
# by ribiyo | 2011-06-09 12:21 | 理美容用語辞典

理美容用語辞典【う】 裏メニュー

裏メニュー【うらめにゅー Limited product 한정 상품】

裏メニューと混同されがちなサイドメニュー。

その意味合いは、多少違ってきます。

サイドメニューの立ち位置は、オプションメニューと同じですから

付録と捉えると理解しやすいかもしれません。

しかし、裏メニューというのは独自性が強く

それだけで成り立つという存在感がある商品なのです。


と、小難しく書いてしまいましたが

牛丼屋さんのメニューに置き換えて考えてみましょう。

牛丼が本メニュー。

サイドメニューもしくはオプションは、生卵、お新香、豚汁、牛皿などが挙げられます。

本メニューにプラスして頼むことで、より自分好みの味にカスタムできるようになり

ニーズはその辺にありそうですね。


余談になりますが、某ファストフード店では

サイドメニューのポテトで粗利益率を大きく向上させており

それが儲かる仕組みの一つでもあります。

その辺は今後【さ】行になったときに説明しますね。
 

裏メニューの話に戻りますが、牛丼つゆだく、牛丼つゆだくだく

牛丼ねぎぬき、かるいのなどがあり

これだけで商品価値が成り立っていることが理解できますよね。


さらに付け加えるならば「裏メニュー」=「優良顧客だけが知っているキーワード」

という方式もあるのです。

牛丼の裏メニューも当初は、常連客だけが許された食べ方であり

それに憧れてお店に通う顧客も多かったことでしょう。

つまり、来店頻度促進に一役買ったのです。

これらの状況を店舗経営に活かしたのが

「お客様は『えこひいき』しなさい!」(中経出版発刊)の著者である

高田靖久氏が推奨している顧客差別化戦略です。


売上げの約75%は、売上げに貢献している上位30%の

ファン客や優良顧客によって計上されているデータの存在を紹介しています。

だから『えこひいき』先を上位30%の客層と明確にしているのです。

そこで、なにを持って『えこひいき』するのかというと

そこに裏メニューが含まれているのです。

理由は簡単。最低限の経費で顧客を喜ばすことができるから。

牛丼の裏メニューを思い出してください。

とくに新たな経費は必要なく、いま手元にある商品を

提供方法を少し変えて提案しているだけですから。


長文になりましたが、顧客管理を徹底的に行ない

上位30%の顧客層の数を増やして売上げ向上に繋げたいのであれば

裏メニューの存在は必要不可欠なのです。


優良顧客だけシャンプーがヘッドスパになったり

シャンプー中にハンドマッサージが行なわれるなどが

代表的な裏メニューといえるでしょう。
# by ribiyo | 2011-02-19 13:32 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【う】 売り掛け

売り掛け【うりかけ Sales multiplication 외상판매】
 

ひと言で表現するとツケ、つまり売った商品の代金後回収となります。

ヘアサロン経営の場合、カード払いと表現すると分かりやすいかもしれません。

ちょっと前のことですが、取材先の美容室からは、このようなお話が聞こえてきます。

普段のカット料金をカードで支払っていた顧客を対象にして

現金支払いにすることで手数料金分をポイント還元に上乗せするサービスを行ないました。

正直、効果を期待していなかったと本音を語るスタッフは

フタを開けてみてビックリ、多くの顧客が現金払いに戻したと教えてくれます。


ヘアサロン側としては、現金払いが嬉しいのですが

場合によってはカード対応もせざるを得ません。

しかし、現金払いによるメリットを前面に打ち出してみると

案外効果的なのかもしれません。

日々の現金収入がヘアサロンの安定経営に繋がるのですから。
# by ribiyo | 2011-01-05 15:28 | 理美容用語辞典