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理美容経営用語辞典【う】 売れ筋

売れ筋【うれすじ Hot seller 히트 상품】

一番人気が高いメニュー。

それが売れ筋商品となります。


話は少し変わりますが、かなり前、競馬にハマっていたころがありました。

で、同じ趣味の人たちと情報交換すると、こんな話を教えてくれます。

「データを元にして考え抜くと最終的には1番人気の競走馬という結論になる」と。

つまり、多くの人たちに支持されるには、納得できる明確な理由があり

言い換えれば強みが存在するからです。

だから人気に繋がることでしょう。


話を戻します。

ランキング結果をPOPなどで紹介すると説得力が生まれてきます。

売り手側の都合で紹介するのではなく

「多くのお客さまたちが支持しているメニューや商品はコレです」

と順位別にアプローチする方法も効果的でしょう。

そこに、人気の秘密なども付け加えることで

興味を抱いた人が自然と読み込む流れになります。

そして、できるならば、それらを顧客の声として紹介すると、さらに効果的。

価格の表記にしても、何日間使用できるのか、もしくは1回単価はいくらなのか

そのような説明も良いと考えます。


売れ筋は何か。

どうして売れているのか。

誰が勝買っているのか。

1回単価はいくらか。

これらを連動させながらPOPを作っていくと

作り手そのものがメニューや商品のファンになり

接客の際に自然な感じで伝えることができるようになります。
# by ribiyo | 2010-12-24 12:07 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【う】 売上げ

売上げ【うりあげ Sales 매상】

通常、売上げというのは毎月、もしくは年間ベースのことを指すのですが

理美容業界の場合、顧客単価と勘違いしているケースは少なくありません。

というのは「売上げを構成する要素はなんですか?」と聞くと

「技術と店販」と答える理容師、もしくは美容師が時々存在するからです。


確かに、一人の顧客が来店された場合の売上げは「技術と店販」で計算することができます。

しかし、通常は毎月もしくは年間という単位が多い売上げですから


【客単価】×【客数】×【来店頻度】


この数式によって成り立つのです。

いくら使ってくれるのか。何人来店されるのか。何回来店されるのか。

この3つが売上げを構成する要素。


注目して欲しいのは3要素が掛け算になっている部分。

つまり、どれか1つでも0(ゼロ)になってしまうと、売上げも0になってしまうのです。

とはいえ、そのような状況は現実的ではありません。

では、こう考えてみましょうか。どれか1つの数値が低くなったらどうなるのか、と。


1(客単価)×1(客数)×1(来店頻度)=1(売上げ)とします。


客数が半分になった場合の計算は・・・

続きはコチラっすよー
# by ribiyo | 2010-12-17 18:40 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【い】 一番客

一番客【いちばんきゃくThe guest 제일(가장) 손님 】

この言葉は愛知・春日井市にある「笑える床屋・髪千人」のマネージャー

髭剃り男爵さん教えてもらいました。

ありがとうございます。

聞けば、ヘアサロンを新規出店した際、最初に反応する客層を一番客としています。

新しいモノが好きで、すぐに飛び付きいち早く情報を集めて活用できる人たちですね。

最近でしたら、iPadを発売と同時に購入した人たちのことを指します。

一番客の特徴としては、何事も新しいモノに飛び付きやすいため

一箇所に定着しないという側面も存在します。

言い換えれば、新店舗もしくは新業態が生まれれば

誰よりも先に行くのが一番客であります。

つまり、一番客を固定化するには相当な困難が予想されるのです。

と言いますか、元々固定化しない客層ですからね。

であれば、重要なのは二番客もしくは三番客。

一番客の動向を見定めながら、その間、情報を収集して

最終的に勇気を出して来店するのですが

だからこそ再来店率もしくは固定化率が高くなります。

となれば、新規独立出店したヘアサロンの場合

この二番客もしくは三番客こそが集客対象となるのです。
# by ribiyo | 2010-11-25 12:57 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【い】 1対1.6対2.56の法則

【いちたい・いってんろくたい・にいてんごうろくのほうそく Law of ..couple.. 1.6:2.56 1대1.6대2.56의 법칙】


栃木県内で理美容室を多店舗展開しているビューティアトリエに行った時の話。

取材趣旨としてはES(スタッフ満足度)向上でしたが

気になったのがクレドのように持ち歩ける年間経営計画書。

郡司社長曰く「毎朝の朝礼で、書かれている内容をスタッフ全員で唱和している」と言います。

拝見すると毎月1日に読むページ、2日に読むページ、3日に読むページと

日替わりの内容があり、そこでは仕事に対する向き合い方

基本的な部分や経営者の想いなどが中心なので、かなり面白く読めるのです。


で、印象深いのが1対1.6対2.56の法則について。

上司からの指示が納得しない状況で、嫌々取組んだ仕事の結果を1とします。

それに対して、同じ指示内容でも取組む意味などの説明があり

納得したうえで行なった仕事の結果は、1.6倍にも高まると書かれています。

さらに勉強になったのが、次のような一文です。

自らが必要性を感じ、実現するために企画・実行した場合

1.6×1.6と言う計算式が生まれ、結果2.56倍にも向上する、と。


私自身の活動からも、このような結果の違いに対して物凄く共感します。

となれば、ヘアサロン経営者の仕事の1つとしては

指示を出して実行者に納得できる説明をするよりも

時間はかかりますが、スタッフに必要性を感じるような思考を促し

話を盛り上げつつも、実現した際の面白さを伝えて共有することが理解できます。

そのうえで、実行者を募り企画段階から任せてみると、結果が違ってくる。

面倒ですが、この一連の流れが仕組み化されると

もしかしたら、ヘアサロン全体が良い方向に循環するのではないでしょうか。


その逆も然り。

納得していない・できない指示が飛び交っている状況下では

忙しいフリをしている、もしくは「忙しい」「無理」と連呼するだけで

結果に繋げられないスタッフが量産されます。

そのようなスタッフは、自分自身の作業効率の低さを棚に上げますので

責任を他者もしくは職場の環境へ転化して、一向に改善されません。

当然、売上げも比例しますので、経営者からの指示が増えると言う負の循環に陥ります。


繁盛ヘアサロンの経営者は、もしかしたら

1対1.6対2.56の法則を意識して活用しているのかもしれません。
# by ribiyo | 2010-11-12 12:21 | 理美容用語辞典

理美容経営用語辞典【い】 一番商品

【いちばんしょうひん The commodity 제일(가장) 상품 】


ヘアサロンのメニューの中でリクエストが多い定番メニューを

グランドメニューと呼ぶと記憶しています。

以前、とある県で市場占有率(シェア率)ナンバー1の理美容室経営者を取材した際

一番商品と言う言葉を数多く聞きました。

自店の一番商品とは何か。

もっと多くの見込み客に知ってもらう為には、どうすべきか。

さらに磨きをかけるとしたら、改善箇所はどこにあるのか。

日々、そのような事を考えているからこそ、言葉の端々に出てくるのですね。

言い換えれば、一番商品をそれだけ意識しているからこそ

県内の市場占有率を達成できたとも考えられます。

つまり、今売れている商品(メニュー)は何か。

その見極めを行なうと、販促アプローチなどで資金を集中する先が理解でき

投資に対する回収効率も高まる結果、一番商品がさらに売れるようになります。

飲食業界の場合、一番売れている商品(人気商品)

一番利益率が高い商品(売りたい商品)、一番安定して売れている商品(定番品)

その違いによってメニュー表もしくは価格表でアプローチする位置に変化が生じるのですが

理美容業界の場合は、そのメリハリがまだまだ少ない気がしています。


皆さんのヘアサロンの一番商品って何ですか?
# by ribiyo | 2010-10-04 23:10 | 理美容用語辞典